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                     平成18年度 年次報告書


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5:環境保全事業

 以前から要請のあったキバ村に村民の森を造成しました。

18年5月に造成地に灌水用の手押しポンプの設置のため地下75mまで掘削しましたが、水が出なく、手堀りの浅井戸を3基掘削しました。カラは今まで多くの村へ手押しポンプ付きの深井戸を設置しましたが、トウグニ地域を2分する街道の南側の地域では水が出ない傾向が高く、キバ村もその地域です。過去の造成地の生育状況を見ますと、毎年、年間の降雨量の減少で生育が非常に遅く、枯れる木が多くなりました。

また火災も発生しました。環境保護を考えるとき、住民は今の自然を護るとか、回復する意識よりも、木を植えて育てそれを売って収入を得る、という方が強いです。生活が苦しいのでそれも理解できますが、売る為だけの植林では自然は回復しません。

今後更に啓蒙活動に力を入れる必要があります。それから、この頃は出稼ぎ先で収入を得て帰郷した人たちが今まで森だったところを伐採して、居住地として大家族で住みつき鉄筋の住宅を建設しています。家の周囲にはミレットやコットンの畑を開墾し、薪用に多くの木を伐採しています。そして新しく村ができ上がっています。ですから今までの風景がかわってきました。

人口の増加や、化学肥料、薬剤を使用する、金になるコットン栽培の拡大は大きな問題です。

村 名

 活着率

コニナ村造成林      4 ha

  68 %

カロ村造成林       2 ha

  48 %

トウグニ小・中学校林 2 ha

  58 %

ウエニャン学校林     1 ha

  73 %

カニカ小学校林       1 ha

  75 %

キバ村造成林         2 ha

  63 %

ドウグラコロ村造成林 2 ha

  70 %

ゲンドウ村学校林     1 ha

  38 %

ンゴロブグ学校林    1 ha

  85 %

コンド学校林        1 ha

  53 %

カラは次年度から、今存在している自然を減らさない、過剰伐採を禁止する、乾期に頻繁に発生する火災を防ぐ、自然林を増やす方向のプロジェクトを考えています。勿論、建材にはユーカリやニームが必要ですから、村の人は毎年繰り返しているカラの植林事業で、育苗や植栽方法はよく知っていますから、それを利用して個人単位で植栽することは自由です。

上の表は平成19年3月末のトウグニ地域に於ける造成林の活着状況です。村によって非常に違いますが、毎年、毎年補植が必要です。その準備にアシスタントスタッフは育苗を続けています。
改良カマドの製造普及も主に乾季に行われています。これも多くの村人は製造法をマスターしましたが、まだ普及していない村もありますので、7人のアシスタントスタッフが地域を分けて、改良かまどの製造指導を続けています。
下の写真は、2006年に新しく居を構えた人たちの家です。

今までニヤミナへ向かう街道の両側は森林が広がって鳥やリスが多く見られ、古くからある集落だけでしたが、写真に見るように直径の太い木がドンドン伐採されています。

開墾された場所には、トウジンビエやコットンが栽培されています。毎回、コニナ村への往復に目にしています。






6:野菜栽培

 平成18年にモバ村に完成したタマネギ保存庫は、予想外の人気で多くの女性がタマネギの保存を依頼するようになりましたが、保存量に制限がありますので初年度は6ケ村の女性からの依頼だけに限りました。タマネギの保存期間は、4月頃から10月頃までです。

ここにはモバセクターの担当者スタッフのバンバケイタに栽培指導を受けている6ケ村の野菜園の女性たちのタマネギ保存が優先です。周囲約7kmの村の女性126人が合計2,428kgのタマネギを保存しました。保存は有料で量にかかわらず一律250cfaを支払います。このタマネギ保存庫は主婦たちの毎日の炊事に役立っていることがわかりました。 
それは、
@タマネギの腐敗を防ぐことが出来る。

A野菜の無い時期に供給可能である。 

B野菜が栽培されていない8月に販売すると比較的高値
 で販売出来るので主婦の収入にすることが出来る。

C作付け時に種子を購入しなくてすむ。

D毎日の食事に必要な自分のタマネギを随時搬出来る。


左写真は、2006年5月タマネギが満載されている保存庫
女性が力を注いでいる既成の野菜園はトウグニ地域で18ケ村に造成されています。それらの野菜園の2月の生産による収入(推測)等を頁の表にまとめました。2月は一年中でかなりの量の野菜が収穫出来る時期です。

下表に、見られる販売量と予測される個人収入、自家消費量と販売量を比較しますと、村で差はありますが平均1/3の量を自家消費し他は販売しています。コニナ村では常に半分量を自家消費しています。夫にも、妻にも現金収入が少なく、主食を購入することが出来なくても、野菜が栽培されれば、トウジンビエと交換して食料を確保し家族を救うことは出来ます。このようなことは以前コニナ市場で行なわれていました。
 

野 菜 園名(参加数)

総収入cfa

個人収入cfa

コニナ村 野菜園(93)

 ここは1ha 他は0,5ha

1,550,000

 16,500

老婦人が数人亡くなり区画が空いています。

コモニ村 野菜園村(53)

780,000

 14,716

特に問題はありません。

ドレブグ村 野菜園(60)

790,500

 13,175

トマト栽培が評判で、ゲンドウ市場でいつも販売しています。

サナマニ村野菜園(105)

730,000

 6,852

リーダーが素晴らしいです。

ドンギネ村 野菜園(58)

980,000

 16,896

老婦人がとても頑張っています。深井戸の修理をしました。

ウエニャン村 野菜園

情報ナシ

情報ナシ

現在、村内に部族間の問題があり、野菜栽培も旨く行われていないようです。

ニェベレンチブグ村野菜園   (43)

580,000

 11,162

浅井戸2基だけですので、栽培量が制限されています。

モバ村 野菜園 (83)

1,345,450

 16,210

一番生産高をあげている野菜園です。

ママブグ村 野菜園(58)

790,000

 13,620

特に問題がなく、訪れる度にお土産の野菜をくれます。

ベレニコ村 野菜園(53)

469,000

  8,849

作付け日が遅く2月は、収穫が本格的ではありません。

ンゴロブグ村野菜園(45)

652,675

 14,503

特別な問題はありません。